このブログはSte&Tomoのイタリアでの生活を書いたものです。


by stetomo
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長い一日(分娩)

夕方になって、子宮口を開くための薬を投入。それでも、すぐには開かず、時間だけが過ぎていく。麻酔のおかげで少し、眠ることができた。

その間に、隣の部屋では、他のお母さんたちが出産してる声が聞こえる。「できない、できない!」と叫ぶお母さん。叫び方も半端じゃない!私が痛みに耐えてる間に、少なくとも二人の赤ちゃんが産まれたよう・・・私の赤ちゃんもああいうふうに泣くのかしら?なんて思いながら、ベッドで痛みに耐える。

助産婦さんと助手の人が来て、分娩の準備に入る。足を置くところがセットされ、手をつかむところもセットされる。とりあえずは、仰向けに寝た状態でチャレンジ。人生で初めて「いきむ」ということに挑戦。でも、イマイチ、いったいどこに力をいれたらいいのか、よくわからない。

声を出すと、のどがつぶれるからダメ!といわれる。っていうか、すでにのどが痛かった。お腹に力を入れて!といわれるけど、うまくできない。体勢を横にして、犬がオ○ッコをしてるかのような体勢でいきんでみる。これもうまくいかない・・・
立ち上がって、ベッドにつかまったり、U字型の椅子に座ってでいきんでみたり・・・あらゆる体勢でいきんでみるけど、結局もとの仰向けの状態にもどる。

あまりにも時間がかかり、いきむことができない私に、助産婦が「私たちが手助けしてあげるわ!」というと、助手が椅子をもってきて、私の近くにやってくる。そして、痛みがやってきたときになんと!その助手は

私のお腹のうえに腕をおいて、赤ちゃんを押し出そうとしたのです!しかも、声を出してはだめということで、片手は私の口をふさいでいましたそのときの恐怖!

赤ちゃんはつぶされ、私も殺される

と、思いました。怖さでなき、「手伝いはいらない・・・」とSteちゃんにいう。

そこからは自分だけの力でなんとかしないと!と思い、お腹に集中する。髪の毛が見えてきた!といわれるが、見えない私にはどれだけ髪の毛が見えてるのか、さっぱりわからない。Steちゃんも横で「もうちょっと!黒い髪の毛が見えてるよ」といわれる。助産婦がオイルをたらすのがわかる。「もしかして、切られる?」と思いながらいきむと、頭が出てきたのがわかる。今度は肩。頭が出ると早いものと思ってたら、肩で止まってた。

最後のいきみで、体全部がでてくる。大きな声で赤ちゃんが泣くのが聞こえるけど、疲れ果てて私の赤ちゃん?と思いながら、ぐったりしていた。

Steちゃんが横で泣いてるのが見えた。それを見て「ああ、産まれたんだ!」と確認する。18時40分。すぐにお腹の上に赤ちゃんが乗せられる。頭がまるでエイリアンのように長くなってて、びっくり。でも、目がパッチリ開いていた。

その後、胎盤がごっそりでてくる。「日本人で体が小さいのに、大きな胎盤ね」なんて話してるのが聞こえる。

きれいになった赤ちゃんが私のそばにくる。その間、切れたところが縫われるが、疲れきって痛みもわからない。

こうして、長かった陣痛、分娩が終わる。
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by stetomo | 2008-12-03 23:26 | Birth(出産前後)